バレーボール指導者としての心得

お揃いウェアで一致団結!

指導者としての心得

私がチームを指導するうえで

 

気をつけていたことを書いてみたいと思います。

 

 

〇中学校部活につながるように

 

 バレーボールが大好き!

 

 そういう気持ちを持って中学校でも

 

 バレーボールを続けてほしいと思っていました。

 

 

 ですから

 

 基礎基本をおろそかにしませんでした。

 

 

 そんなの当たり前だ!

 

 と叱られそうですが…。

 

 

 具体的にどういうことかというと

 

 必ず全員に同じ練習をさせました。

 

 

 またまた「当たり前だ!」と言われそう…。

 

 

 でも中には

 

 

 アタッカーにはスパイクだけ

 

 セッターにはトスだけ

 

 バックにはレシーブだけ

 

 

 こういう練習をしているチームをよく見ました。

 

 

 確かに効率的です。

 

 

 でもそれって結局勝つためですよね?

 

 小学校バレーボールはローテーションがないから

 

 そのポジションに特化した練習させているだけ。

 

 

 

 私は

 

 バックの子が

 

 中学校に行ってから

 

 スパイク練習で苦労させたくないと思っていました。

 

 

 

 実際

 

 私のチームの子で

 

 小学校時代バックだった子が

 

 中学校に行って

 

 スパイカーになった子がいました。

 

 

 

 身長が25cm伸びたからです

 

 もちろんスムーズにアタックを打てていました。

 

 

 

 私はバックの子にクイック練習もさせます。

 

 その結果

 

 なんと

 

 小学生でバックアタックを打てるまでに

 

 なった子がいました!!

 

 

 

 これは私も保護者もびっくり(*_*)

 

 うれしい誤算です。

 

 

 

 オープンスパイクからクイックまで練習するうちに

 

 空中姿勢やボールミートの感覚をつかみ

 

 できるようになったとその子が言っていました。

 

 

 

 私たちはやはり

 

 すべての子に

 

 バレーボールに必要なすべての技術を

 

 指導する義務があると思います。

 

 

 

 中学校1年生入学後

 

 すぐに県選抜に選ばれた子もいるのです。

 

 子どもの可能性を引き出してあげることができたと思っています。

 

 

 

 〇自己決定権を与える

 

 やらされる練習って嫌ですよね…。

 

 私もやらされる仕事は嫌いです(笑)。

 

 できれば自分でアイディアを出し

 

 成果を出せたほうがモチベーションも上がるし

 

 会社の利益にもつながる。

 

 

 

 練習にも

 

 自己決定権を与えるように心がけていました。

 

 

 

 例えば

 

 練習試合で、ばててしまい

 

 よいゲームにならなかったとします。

 

 指導を始めたころの私なら

 

 

 「ほら、体力がないからだ。体育館20周!」

 

 とか

 

 「サーキット10セット!」

 

 

 なんて指示を出し

 

 「やらされている」練習をしていたと思います。

 

 

 子ども達のモチベーションが下がりまくり…(苦笑)。

 

 

 

 こういう時も子ども目線です。

 

私は下のように言うようになりました。

 

 「今日は体力がないことがわかったよな。どうすればいい?

 

 

 子どもに考えさせます

 

 

 「走る!」

 

 とか

 

 「マラソンする!」

 

 とか言い出します。

 

 

 

 これが自己決定権です。

 

 これも

 

 小学生バレーボールの

 

 指導で工夫するべき点です。

 

 

 

 さらに走る場合とかには

 

 何周走るかも自分で決めさせました

 

 

 

 子どもたちは自分で決めたことなので

 

 最後までがんばります。

 

 

 

 やらされる練習から

 

 進んで取り組む練習へ

 

 

 

 これも私のチームの特徴でした。

 

 (もちろんすべてにおいてそうしているわけではありません

 

  必要なところは繰り返し繰り返し練習していました)

 

 

 

 〇選手の課題は指導者の課題

 

 選手がミスをすると

 

 イライラします?

 

 

 

 私はそうでした…。

 

 今思い出すと

 

 本当に当時の選手たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 サッカーの試合を見ていて

 

 もし自分がサッカーの試合で

 

 あの子たちのように怒られたらどうだろう…?

 

 ふと思ったのがきっかけでした。

 

 

 

 絶対いやだ? と思いましたよ。

 

 

 自分より体が大きくて

 

 声がデカくて野太くて

 

 そしておじさん…

 

 

 

 もし私が

 

 2m位の身長で(私は175cm)

 

 声がライオンみたいで

 

 そしてどちらかというと私のようなブサイクな中年男に怒鳴られたと思うと…。

 

 

 

 想像しただけで身の毛がよだちました。

 

 

 

 こんなことをしてたのか…と

 

 愕然としました。

 

 

 

 でも

 

 今でもいますよね そういう人…。

 

 残念です

 

 自分の指導力のなさをアピールしちゃってるようなものです。

 

 

 

 できるようになるまで努力させるのが

 

 指導者の務め。

 

 

 

 「教えたのになんでできないんだ!」

 

 という指導者は

 

 

 

 きっと教えられたらなんでもできるようになる。

 

 スーパーマンですね(例えが古い…笑)。

 

 

 

 子どもができないのは指導者のせい

 

 選手の課題は指導者の課題

 

 

 

 そこをはき違えないようにしたいものです。

 

 

 その他

 

 〇えこひいきしない

 

  特に女子は敏感です…。

 

 

 〇練習の意図を伝える

 

  子どもが理解しながら練習するようになります。

 

 

 〇新しい指導に次々取り組む

 

  指導者がバレーボールの指導方法を勉強することで子どもたちの刺激になります。

 

 

 〇保護者に感謝の気持ちを伝える

 

  保護者と監督の、または保護者同士の仲もよくなります。

 

 

 

以上主なものを挙げてみました。

 

小学生への指導は難しいことばかりですよね…。

 

でも

 

監督がバレーボールの指導方法を勉強をして

 

成果が見えてくれば

 

小学生の子ども達は

 

絶対に上手になります。

 

バレーボールが初心者でも絶対です。

よろしければポチお願いします

関連ページ

小学生の発達段階を考えてバレーボールの指導をする
小学生の発達段階を頭に入れてバレーボースの指導をすることは非常に重要です。この機会に少し考えてみましょう。
よいバレーボール選手の前に素晴らしい小学生であれ
選手として活躍するには、技術や戦術の習得だけではいけません。小学生として普段の生活を改善してあげましょう。
バレーボール大会での優勝は「目的」?「目標」?
勝つことは「目的」か「目標」か?その違いを明確にしないと、チームとして機能しません。
バレーボールのどの技術を重要視するか
実際に指導する際、何をどの程度指導するのか悩みますよね。小学生の試合を想定した場合の私の指導観を書いてみました。

新教材!

お問い合わせフォーム


小学生への指導 サーブ レセプション ディグ アタック トス・パス ブロック 素人監督全国へ 指導教材 トップページ